はじめに
この度の二期倶楽部のご旅行は、商品が出来上がるまで半年の歳月がかかりました。二期倶楽部はオーベルジュの先駆けとなったリゾートホテルです。始まりは1986年。広大な森の中に6室からスタートした二期倶楽部。二期倶楽部の名前に込められた想いは「一期一会ならぬ、一期二会」
この度、二期倶楽部のご理解ご協力のもと、あの創業時にスタートした本館6室をご用意する事ができました。二期倶楽部のマネージャー大森様と度重なる話合いの末、ようやく実現した商品でございます。
また、あの切り絵作家の巨匠、藤城清治先生が長年抱き続けてきた想い=那須高原に私設美術館を建てる、その想いが実現して出来た「那須高原藤城清治美術館」もコースの中に入れる事ができました。
ここは連日、日本中から多くのお客様が訪れ先生の素晴らしい作品を鑑賞しております。団体の受入がとっても難しい美術館でこちらも幾度かの交渉の末、OKをいただいた美術館でございます。
合わせて「那須ステンドグラス美術館」もコースの中に入れました。皇太子殿下、雅子様がお忍びで行かれる美術館で、英国の雰囲気が漂う建物の中にはアンティークのステンドグラスが至る所に展示され、優しい光に映るステンドグラスの美しさに胸がいっぱいになります。
この度、アンティークのオルゴール演奏とパイプオルガンの演奏もお楽しみいただきたく美術館にお願い致しました。オルゴールの音色はとても優しくオルゴールの音色とは思えないほどの心地よさがございます。
パイプオルガンは聖堂いっぱいに1つ1つの音色が響き渡り、自然と涙が溢れてきてしまいます。今回はどうしても演奏して欲しい曲を1曲リクエストしました。それは「アメージンググレイス」この曲は生きる事の大切さを教えてくれるような、そんな感じがして私的な感情を入れてはいけない事はじゅうじゅう承知の上、リクエストしました。
お客様のアンケートを読み、涙が自然と流れましたなどのコメントを読み、同じ想いを共感できた事がとても嬉しくなり、幸せな気持ちになりました。
この度の商品はお陰様で予想を超えるお客様の反応があり、追加設定をいたしました。準備から旅行当日を迎えるまで、二期倶楽部様はじめ観光地の方々との様々なやりとりの末、出発日を迎えました。
私はタフに見られがちなのですが、この責任とプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな中、当日の朝を迎えました。
神田交通バス乗務員も気を引き締めてお迎えしました
いつも当社バスをご利用下さりありがとうございます。お客様をお迎えするまで何度か打ち合わせをし、当日の朝を迎えます。乗務中も自分達にできる事は何かを考え、お客様の様々なご要望にお応えできるよう努めております。そして現地スタッフの方々とのコミュニケーションも大切にしております。
二期倶楽部東館の昼食
二期倶楽部の代名詞でもある「食」。無農薬野菜やハーブ、契約農家の卵やチーズ、魚介、肉、穀物、世界中から取り寄せた調味料など厳選された食材を取入れた食事も楽しみの1つ(^_^.)
8月と9月ではメニューが違っていましたが、1皿1皿旬の食材で彩られ本当に美味しくいただきました。東館のガーデンレストランは、その名の通り眼前にガーデンが広がり開放感満点。心地良い風が気持ち良く素敵な場所です。
8月のランチメニュー
【オードブル】
【スープ】
【肉料理】
【デザート】
鮮魚のカルパッチョのサラダ仕立て フルーツトマトのマリネ シブレット風味
グリーンアスパラガスの冷製スープ 天使海老のムース添え
匠ポークのドライエイジング 高原野菜と8年熟成のバルサミコと共に
ミックスベリーのタルト 二期滋養卵「純」のバニラアイスクリーム
ちなみに、8月なのにもう「とんぼ」が飛んでいました。そういえば木々の葉が少しずつ色づきはじめていました。まさに、ここは高原ですね。

9月のランチメニュー
【オードブル】
【スープ】
【肉料理】
【デザート】
トリュフ風味のリコッタチーズのムース 生ハムとフルーツを添えて
旬野菜のミネストローネ
彩々鶏の狩人風 高原野菜とオリーブ
ミックスベリーのタルト ミルクソルベ添え
二期倶楽部本館のおもてなしに触れる
二期倶楽部本館は二期倶楽部を象徴する大谷石で創られた建物。大谷石の凛とした佇まいとその眼前に広がる池が絶妙で晴れていれば水面には那須連山が映る設計になっているそうです。
3回とも雨でしたので那須連山の雄大な姿を望むことはできませんでしたが、雨でもじゅうぶんに雰囲気を満喫できる空間が広がっていました。
二期倶楽部のおもてなしは素晴らしくお部屋毎にコンシェルジュがご案内して下さいます。お部屋にはウエルカムカードが!冷蔵庫の飲料は無料。
コーヒーメーカーもあり豆をひいて飲むコーヒーは格別です(*^。^*)
今回、特別にお客様の許可をいただき部屋の1部を撮影してきました。ご協力いただきましたお客様ありがとうございます♡
夕食は本館「ラ・ブリーズ」のコンセプトに心が踊りました
夕食は本館「ラ・ブリーズ」でいただきました。こんな美味しい食事は初めて!というくらい満足の一言です。季節感溢れる食材とそれをもてなすスタッフの方のサービスと申し分ないくらいの幸せなひとときを過ごしました。和の素材を多く取り入れた和食に近い内容でございました。
8月夕食メニュー
夏の二期キュイジーヌ ~「畑からテーブルへ」をコンセプトに~
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<前菜盛り合わせ>鱧進上揚げ/独活の辛子酢味噌/ひすい茄子/白芋茎湯葉和え/味恋トマトのジュレ
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鰻 清汁仕立て 酢橘を添えて
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二期菜園からの摘み立て野菜の焼き物 生姜醤油と藻塩 鮎蓼寿司 石川芋の塩蒸し
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甘鯛うろこ焼き 又は 栃木和牛サーロイン 焼きしゃぶ風 卸ポン酢
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桃のコンポート 和三盆のアイスクリーム
9月夕食メニュー
秋のにきKAISEKIメニュー ~「畑からテーブルへ」をコンセプトに~
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<五穀前菜盛り合わせ>銀杏の飯蒸し 落花生豆腐 蛸の大船煮 栗麩山椒煮 押し麦養老焼き
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蕪摺り流し 豚柔らか煮 生木耳 菊花
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那須メイプルサーモンの昆布〆 酢橘ドレッシング
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本日の野菜の焼き物 卸ポン酢と藻塩 秋刀魚寿司
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ハタと白美人ねぎの煮物 柚子風味 又は 合鴨ロースの低温調理 胡麻ダレと牛蒡味噌
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無花果の蜜煮 栗のアイスクリーム
那須高原藤城清治美術館
藤城清治先生の想いがいっぱいに詰まった美術館。森の中に佇む美術館の周りには可愛い猫さんがお出迎え!自動販売機までこだわりが!
目を近づけて間近で先生の作品を観る事ができます。どの作品も圧巻の一言!本当に素晴らしく多くのお客様が訪ねてくるのも納得です。
那須ステンドグラス美術館
何度訪ねても心が洗われる場所、那須ステンドグラス美術館。そしてパイプオルガンの優しい音色は何度聞いても心が癒されます。

リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ
こちらは2日目の食事場所。こちらは那須高原の高台にあり那須御用邸の近くにあります。
食事はイタリアン料理です。こちらは、二期倶楽部様と食事内容がかぶらないよう食材も吟味の上吟味した食材を出していただきました。
何と皇太子様が「美味しい!」と絶賛されましたパンナコッタを出していただきました。見た目はプリンですが一口食べると濃厚な味が口の中いっぱいに広がり、とってもとっても美味しくもう少しいただきたかった程の味でした。
お客様の反応をとても気にかけて下さり、常にベストを尽くして下さり1回目よりは2回目、2回目よりは3回目とより良いものを目指していくスタッフの姿勢に感銘を受けました。
第1回目のメニュー
第2回目のメニュー
残念なことに3回とも雨模様でしたが、スタッフの方々のきめ細やかなサービスがそこにはありました。駐車場から徒歩数分のところにあるレストランですが、急遽車を用意し下さり至れり尽くせりのサービスで雨でもじゅうぶんに満足できました。
最後に
あっという間に過ぎてしまった日々でございました。この度もこころに残る日本の旅にお申込そしてご参加いただきました事を乗務員共々こころより御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。3回共に雨でございましたが、皆様の笑顔に助けられ無事に終了する事ができました。本当にありがとうございます。
どんな事でも前向きな姿勢で生きていく事の大切さを皆様から教えていただきました。美味しい食事を食べ素晴らしい作品を鑑賞できました事も忘れられない想い出として残っています。
が、それ以上に前向きに人生を歩んでいく事の大切さを教えていただきました事、その事をしっかりとこころに刻み、これからも日々の1つ1つの仕事に励んでまいりたいと思います。また皆様とご一緒できます事をお待ち申し上げております。
神田交通株式会社
乗務員:安田直人、関原直樹、出縄鉄司 バスガイド:原田ヒサ子、岩崎亜沙美
添乗員:熊沢郁美
次回は11月に同コースが出発致します!詳細はこちらをクリック!!